ご挨拶
日本放射線安全管理学会第22回学術大会は、2023年11月11日(土)~11月13日(月)の3日間の会期で、グランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)で開催されます。今大会は、2019年に仙台で開催されました第18回学術大会(第2回日本放射線安全管理学会・日本保健物理学会合同大会)以来の対面のみでの開催となります。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けての2回のWeb開催、そして昨年の初めての現地とWebとのハイブリッド開催を通して、本学会は、学術大会の開催にかかるさまざまなノウハウを培ってきました。
これは、放射線管理の現場でも同じことではなかったでしょうか。多くの事業所で共通に影響を受けたのが教育訓練であったのではないかと思います。放射線取扱主任者や特定放射性同位元素防護管理者の定期講習も影響を受けました。しかし、多少の混乱はあったものの、我々はどれも乗り越えてきました。それどころか、現在では、この数年間に培ったスキルが事業所内でも事業所外でも生かされております。特にさまざまな会議がWebで開催されるようになったことによる効果、恩恵は大きいものと思います。
しかし、そうは言いましても対面には対面のよさがあると思います。相手の表情や反応がよくわかり、意思の疎通がしやすくなります。その最たる場は懇親会かもしれません。4年ぶりの懇親会も開催できそうです。大いに語り合いましょう。
今大会は初めての静岡での開催です。さらに、国際放射線防護委員会ICRPの第7回国際シンポジウム(ICRP 2023)のサテライトシンポジウムとしての開催でもあり、ICRPメンバーによる特別講演も予定されております。徳川家康ゆかりの地、静岡に多くの皆様にお越しいただき、広く情報共有の場として活用していただければ幸甚に存じます。
奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
大会長 矢永誠人(静岡大学理学部附属放射科学教育研究推進センター)